小川山、シルクロード、再び

ブログ更新をサボリ中の松ちゃんと。日帰り。マラ岩に着いたのは11時過ぎ。最初に川上小唄でスラブ入門。次に、松ちゃんがノーモア・レイン(12a)に掛けたヌンチャクを借りて、アップ代わりに登る。調子がよければリピートするつもりであったが、下部のブリッジングで足をエッサホッサと上げていくムーブですでに腰に痛みが走り、戦意喪失。中間部スラブのあたりでロワーダウン。

シルクロード(12b/c)へ転進。このルートは、ロッキーロード(12a)とともに、20世紀のどこか4月、5月の時分に完登した。さてつなげてみようかとマラ岩南面から長い道程を見上げたのは6月。ヌメリに勝てず、シルクロードの核心が出来なくなっていた。以来、長い中だるみの年月を経て、再び取り付きに立った次第。まずは条件の悪い夏にリピートを目指す。

先にトライしていた方のヌンチャクを借りて、ボルト4本目までは朧げな記憶をたどりながら。先は長いので早めにテンションをかけて体力の温存をはかる。6本目クリップ後の核心はやはり難しかった。南中時刻のヌメりと、世紀越しの磨耗とが相まって、変わらぬ難しさを味わう。いやそれよりも、右トラバースの1手目のホールドがかなり悪くなった気がする。昔のムーブではこなせない。私はバランスをとるために左足を(核心で取りにいく遠い右サイド気味ホールドに)ハイステップするのであるが、腰痛のせいで足を素早く上げられないせいかもしれない。

松ちゃんがノーモア・レインを2度目にトライ中、雨がパラついた。間もなく止み、シルクロードに戻ると、ヌンチャクが回収されている。まっさらになった壁に自分のヌンチャクをかけながらトライ。あれれ。2本目の前でテンション。雨を吸い、西日を浴びた壁は手ごわい。核心もできなくなっていた。これにて終了。

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