グリグリ勉強会、その後

「岳人」2008年9月号で「最新自己制動ビレイ器の正しい使い方」という特集あり。

この岩場はどこ?

この夏、グリグリを使い始めた。6月の勉強会では「カムがロックしないように右手で押し込み、左手で繰り出す」方法を相当に難しく感じたけれど、どうやら松ちゃんのロープとの相性だったらしい。MAMMUTのFlash 10.5?だったかな。このメーカーのロープは外皮が頑丈な感じがする。ATCを通りにくいくらいであるから、グリグリだとすぐにロックしてしまう。自分のロープ(廃棄予定の10.5?と、使い古しの10.3?)で試したら、問題なく繰り出すことができた。

とは言いつつも、松ちゃんのビレイにはグリグリを使い続けている。クリップ時以外も、ペツル社の「NEW TECHNIQUE」ポジションでロープを繰り出す。クリップ時の繰り出しはATCより速いくらいだ。

しばらく使ってみての実感。

    • リードのビレイでは、正確なポジションを常に意識するため、ATCよりも気を使う。グリグリはビレイヤーが楽をするための器具ではないと悟る。ビレイヤーの不測の事態(落石に打たれる、転倒する、気を失う、等々)に備えて、保険料を支払い続けている気分がする。
    • ロワーダウン時は、左手はレバーを引くのに占有されるため、右手だけの制動となる。ATCのようにはスムーズに降ろせない。レバーの引き加減に頼って制動をコントロールするのは怖い。器具を信用しきれない。フレイノと併用して制動力を増したほうがよい。

コメント