はじめてのGRAVITY

はじめてのGRAVITY。本日グランドオープン。

▼高田馬場の駅前からなだらかな坂をすこし下ると着く

開店祝いの花輪が咲き誇る。

場所柄、入会金と利用料が高いのは仕方がないかな、と思っていたけれど、9月末までは「オープンキャンペーン!初回利用料500円引!」である。

▼受付でもらったチラシ

基本が2.5時間という設定は絶妙だ。2時間だと、エンジンがかかってきた頃に終わりであるが、たった30分長いだけで十分に登れた感じがした。24時まで営業しているにもかかわらず、21時以降が安価な設定になっているところも戦略的だ。残業にむせびなくサラリーマンを多く取り込むにちがいない。

▼奥から玄関方向

モニタに「Big Game」が流れていた。ブーン・スピードが映っている。受付前には妙に充実したドリンク販売コーナがある。継ぎ目のない赤いマットと窓際ベンチの間は土足の通路になっている。チラシによると、入り口脇の黒い壁にはキャンパスボードをつける計画だったようだけれど、普通にホールドが付いている。常連客に上級者が増えたら、当初の計画が復活するであろう。

▼玄関から奥方向

左奥に更衣室やトイレがある。

私が入場したときには、ルートセッターの東秀磯さんが精力的に課題を設定されている最中であった。お声がかかり、2級、3級あたりを味見させていただく。

「これ3級、どうですか」と東さん。

「いやぁ、この甘いホールドを保持して、ポケットをとるところが難しくて、そこから引き付けるのも遠いですよ。2級でしょう。右足のホールドによって調整できそうですね」

「うーん。V4と思えば、2級でいいのか。じゃ、この右足を悪くしよう」と、悪い方向に回転させる。

東さん、試登に失敗。右足を元に戻す。

……てな感じで、分かった風な顔をしてグレーディングに参加した。

それにしても東さんの仕事が手早い。さっと目測で作って、グレードがドンぴしゃり。速い、易い、上手い、みたいな。明日、明後日の仕事の予定も話されていた。引く手あまたの職人さんである。

グランドオープンに先立って、土曜日、日曜日には東さんによるボルダリング教室が6回開催された。表でチラシを撒いたら、まったくの初心者の方が大勢集まり、「これはホールドと言います」といったレベルの話から始めなくはならず、大変だったそう。

▼雑踏する舗道からカラフルな内部が見える

このロケーションなら、あっという間にお客さんが増えるにちがいない。

カモシカスポーツやカラファテで買い物するついでに、もしくは古書街を冷やかすついでに立ち寄りそうだな。

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