城ヶ崎、「富戸の春」、撃沈

若潮。大潮と同じくらい海が泡立っている。これまでで一番「モンスターマン」近くまで迫ってくる。波しぶきの霧も吹き寄せる。岬の先端での砕け具合はさほどでもないのが不思議だ。

当然、岩の状態は悪い。手指の傷も癒えていない。いまひとつ意気が上がらないまま、ウォーミングアップを始めた頃、3人組のクライマーがやって来た。夏の偵察以降、初めて富戸エリアでクライマーを見かけたことになる。

左手ガビ穴へのデッドポイントは1度も成功せず。スタートのスローパー左端に右足を乗せた完璧な体勢から始めたにもかかわらず、である。体調もあまり良くないらしい。せめて左手ガビ穴へ地ジャンし、トップアウトする練習をした。繋げると上部は余計怖ろしい。成功せず。上部のムーブを探り直したところ、朝できたムーブも出来なくなっていた。吹き寄せる霧が恨めしい

ジャクソンボルダーへ移動。「富戸の冬」SDスタートを探ったものの一筋縄ではいかない。「富戸の春」へ転進。左右カチを保持して、いきなり左足ハイステップ。狭い、狭すぎる。鋭いエッヂで指先が抉れる。自重して早めに撤退。

富戸駅を14時27分発の電車に乗る。自宅には18時頃に帰着。

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