服部 文祥さん著「サバイバル!―人はズルなしで生きられるのか」

服部 文祥さん著「サバイバル!―人はズルなしで生きられるのか」を読んだ。

最終章最終節で、フリークライミングを「擬死ゲーム」と呼んでいるのが面白い。

もし万一の墜落を止めるための装備がなければ、失敗=墜落は死を意味している。フリークライミングはロープや支点を使うことで死を擬死に換えてきた。

オンサイトトライとは、理論上もしくは理屈上、本当に自分の力だけでそこを登れたかどうかを試す個人的な初登攀であり、命懸けゴッコということもできる。

フリークライミングとは体を使った擬死冒険ゲームなのである。

一見泥臭いサバイバル登山と意外な共通項があるのだなぁ。

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