小川山、花崗岩の連敗脱出

■ 2009/08/22(土)

夜中から朝方にかけて、しとしと降っているではないか。昨年の三泊四日以来、今年のロープクライミングを含めて、花崗岩は濡れているモノ、というイメージが定着してしまった。

▼昨年と同じ宿

▼1日目の朝食

朝、出発前にキャビン棟エリアで、RCCのS木さん御一行様と出会う。秘密のボルダーエリアを教えてくださるとのこと。私は明日、午前中で帰京する予定であるが、2~3時間をどう過ごすか思案していたところ。有り難い。

廻目平に着いてみると、路傍の岩はほぼ乾いており、状態は良くなっていきそう。昨年、黒本を忘れて行きそびれた親指岩下エリアを目指す。ずんずん登っていく。親指岩には20世紀の頃に一度行ったけれど、どうも道の雰囲気がちがう。急登するうちに、左側にスラブがあらわれた。ボルトが打ってある。あとで調べたら、リングサイドエリアであった。新小川山コースに迷い込んでしまった。キャンプ場まで戻り、板敷きのテントサイトを抜けると、あっけないくらい近くに哲学岩があった。

▼板敷きのテントサイト

▼「フィロソフィー」を右側から見る

▼「フィロソフィー」を左側から見る

やや湿気っぽい。特に足元のあたりは入念に掃除する。そのうちポツリポツリとボルダラーがあらわれた。真ん中の5級はマントルが完全なペタシで意表をつかれて1撃を逃す。右の3級は1撃できた。左端の7級も意外と手強くて、強そうな人が1撃を逃していた。

お目当ての「フィロソフィー」は薄かぶりの細かいトラバース。縦ホールドが多いため、力だけでは捻じ伏せられず、バランスの良い切り返しが必要。「あみだくじ」のボルダー版? ぶつ切りでムーブを作った頃にはヨレている、ありがちなパターン。余力があるうちに林の中のボルダーへ移動した。

▼くじら岩周辺は相変わらずの盛況

昨年の宿題である「緑の手」を片付けた。片付けた、と軽く書きながら、ホールディングやムーブを思い出すのに暫し。私のムーブは、カンテを回り込んでから、わずかな結晶を右足でスメッジングして、キャンパシング気味に左手、右手をリップに出し、素早く左足をカンテ付近にのせて、左手クロスでガバを掴みにいく。2級の登り方ではなかった。と言うより、この課題、2級じゃないよなぁ。

▼「緑の手」

▼久しぶりに夏の花崗岩らしい日が暮れる

▼1日目の夕食

▼林間学校らしい団体さんのキャンプファイヤー

■ 2009/08/23(日)

▼2日目の朝食

S木さんに秘密のボルダーエリアを案内していただく。小山田大さんに登ってほしいようなルーフ状の岩があった。いつか公開される日が来ますように。

▼ホールドがほとんどないルーフボルダー

▼3級くらいのボルダー

左下の棚(ヒールフックしたところ)からSDスタート。「二十四の瞳」と名づけたい。意味は登りに行けばわかる。

腹ごなしのあとは、腹ごしらえ。

▼2日目の昼食

コメント

  1. こーたろー より:

    Kのアニキ。登ってるねぇ。オイラも登ったぜ、、、まったりとな。
    帰りのナナーズでRCCのS木さんと会ったよ。じゃ、またな。

  2. 無名のK より:

    「フィロソフィー」は、こーたろー の兄弟が歓喜しそうな課題だぜ。小川山でちょいと時間が空いたときにでも触ってみてくれよ。