小川山、ロッキーロード、仕切り直し

(週末の2日目)

昨日、下から上まで完登した方によれば、ロッキーロード(12a)部分はウォームアップで登れるくらいに楽なムーブを固めておかないと完登は難しい。むべなるかな。理屈ではわかっているけれど、完登者が言うと説得力がちがう。ちなみに、私のシルクロードのトライをご覧になり、「よくアナサジで細かいのに立てるなぁ」と感心されていたそうな。たしかにミウラーやテスタロッサでトライする人が多いようである。

と言う訳で、トップロープでムーブを探るところからやり直し。クラックの最後付近がどうも固まらない。特に右壁の水平カチを取りにいくところ。確実なフットホールドがない。右足の爪先をジャミングすると一番安定して取ることができた。

スラブのトラバースも落ち着いてフットホールドを拾えば、手の負担はあまりないとわかった。たぶんノーハンド・レストも可能。

ロッキーロード、ペタシマンをトライするクライマーの姿

順番待ちで体が冷え切った頃、リードでトライ。いきなり松ちゃんの鋭い声「クリップしないんですか」。あわわ、ブルースパワーの1本目のボルトにクリップしていなかった。杉野保さんの真似をした訳ではない。戻ってクリップ。すっかり調子が狂った。頑張らないムーブで登ることを目指していたので、立て直す気合も持ち合わせなかった。テンション。稜線の雲影が下がって湿度が高くなったせいもある(と言うことにしておこう)。

松ちゃんはリードで1回トライ。最初の恐怖感も薄れ、普通の12aを登る感覚になったと宣言。頼もしい。

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