太刀岡山、カリスマ、2手前進

平日クライミング。貸切かと思いきや、他に1パーティ。6月頃に此処でお会いした方が、最初のトライでカリスマ(13a)を完登。そう言えば、このルートの生完登シーンを見るのは初めて。俄然やる気が出る。

日蔭の紅葉

1トライ目、前回の最高到達点まで。まだ動きが硬い。

2トライ目、左手大穴から右手クロスでピンチ、左手でアンダーフレークを差したところで保持しきれずにフォール。2手前進。

3トライ目、4トライ目は、ボルト4本目から5本目の間、核心ムーブはこなしたけれど、クリップホールドの持ち替えがうまくいかずにフォール。単によれていたから……では済まない事情が実はある。

春先に体調を崩したのをきっかけに食事を変えた。果物や野菜をはじめとする植物性食品を3倍くらいに増やし、動物性食品を半分くらいに減らした。空腹感をおぼえることなく、特に運動をすることもなく(ここ半年、腰痛のためジョギング等やめてしまった)、体重がするすると3キロ減った。体調はよくなったと思う(特にお通じ方面は劇的に改善)。ところが……。クライミング的な持久力がめっきりなくなった。ジムで長物が弱くなった。10手に満たないボルダーでもパンプして落ちることがあった。

最近はたと思い当たったのがクレアチン。人間の体内でも合成できるが、主として動物性食品に含まれている。動物性食品を減らしすぎたのではあるまいか。健康維持のため原則は植物性食品で良いが、クライミングという特殊なスポーツのためにはトッピングが必要ではあるまいか。

試しにクレアチンのサプリメントを摂ってみよう。昔、個人輸入で買ったボトルにたんまり残っている。使用法をよく読むと、ローディング期には1回7カプセルを1日に4回摂れとある。そうだったのか。1日2カプセルくらい飲んで、効果を実感できずに放置していた。

10日ほどローディングしてみたところ、体重がするすると3キロ増えた。クレアチンは水分を貯留する副作用がある。体重は増えたけれど、ジムで長モノの調子が良くなった。うーん、世間一般に云われている作用を実感できただけなのか。これ以上、体重が増えると困るので、ローディングを中止。

今日は明らかにクレアチン効果をひきずっていた。肩や上腕にかつて経験のないパンプを感じながらのクライミングであった。最高到達点は伸びたけれど、調子が良いんだか悪いんだか判らない。たぶん悪かった。手数が伸びたのは、ひとえに岩の状態が良くなり、ムーブの自動化が進んだ賜物である。

松ちゃんは調子が悪く、前回と同様にボルト4本目までのムーブ固めに専念した

コメント

  1. きん より:

    k師、あなたもでしたか。クレアチン、私も夏ぐらいから摂取してました。成果が出ると、これのお陰かもとやめられなくなっていましたが、ここに来て、食生活を替えているつもりはないのですが、体重増が気になりはじめました。副作用として、水分吸収があることは知ってました。多分、3kgぐらい増で飽和して、摂取を継続しても、それ以上は増えないような気もしますが。3kgは大きいですよね。毎日摂取ではなく、木金だけに摂取して土日に効果なんて都合のよいことを考えてしまいます。

  2. 無名クライマー より:

    水分貯留とともに、食欲増進の作用もあるとか。知らず知らず食事の量が増えていたかもしれません。また、ロクスノの「ハードコア人体実験室」で紹介されたクレアチンエチルエステルも、クレアチンモノハイドレードよりむしろ不安定だと指摘する情報もあるんですよねぇ。ベータアラニンのほうは体重増加の副作用はないようなので注目しています。