湯河原幕岩、伊豆の踊り子にほだされる

松ちゃん号は入院中。湯河原幕岩へ電車とタクシーで。この岩場を訪れるのは20世紀以来。小田原の予想最高気温が6~7度だったので寒々しい一日を覚悟していたけれど、ポカポカ小春日和。厚着してきたものだから、ウォームアップのシャックシャイン(10d)で汗をかいた。

▼シャックシャインにはまる松ちゃん

伊豆の踊り子を3トライ。赤本では11d、「日本100岩場」では12a、「ROCK&SNOW number034」では12?とグレーディングされている。20世紀にさわったときより明らかに磨耗が進んでいる。ボルト1本目にクリップしたあと右に出て、アンダーガバから右手カチへクロス。このカチは以前は爪先がきっちり水平に掛かったけれど、現在は親指をサイドの結晶にうまく引っ掛けてガストンで効かせないと身体が上がらない。立ち込んだあとの左手も、以前は余裕でボルト2本目にクリップできたけれど、現在はクリップ核心になりそうなほど悪い。そして核心の右足への立ちこみ。此処はもともと悪かった。薄いカチがさらに悪くなっているかもしれない。テンションをかけてあれこれ試す。一度だけ一本指ポケットまで一気に届いた。寒い日にまたトライしよう。

スードラON攀(13a)を一度さわる。20世紀の頃よりも核心のカチをしっかり保持できるようになったことを確認して満足。今日は指パワーを大量消費済みなので、しつこく探らずにトップアウト。

直後にN尾さんが完登。良いものを見せていただいた。

松ちゃんはコンケスタドール(12a)を完登してご満悦であった。

コメント

  1. より:

    12aのRPよりも10dにハマッている事の扱いが大きいのが納得行きません。

  2. 無名クライマー より:

    ビレイしていると、完登シーンは撮れないですからね。

  3. おまき より:

    ・・・・20世紀に・・・・というくだりが気に入りました♪

  4. 無名クライマー より:

    世紀越しの想いを遂げるべく頑張ります。