中山式快癒器で腰痛をやわらげる

知る人ぞ知る、中山式快癒器。昭和22年(1947年)に発売以来、半世紀以上も愛され続けているロングセラー商品。

実家で肩こり症の母親が4球式を使っていた。私は2球式(本来は首筋用)を買って、肩甲骨の間あたりに押し当ててみたものの、あまり効果を感じない。押入れの奥で眠らせていたのを、最近ふと思い立って、腰骨の近くに当ててみたところ……。バチ効き。丸い先端が凝り固まった腰の筋肉に入り込んでいく。くぅーーッ。指圧の心は母心、押せば命の泉湧く~。

腰周辺は自分では指圧しにくい。長年、デスクワークで酷使、ボルダームーブで酷使、着地で酷使……にもかかわらず、一切養生してこなかったのだから、そりゃ腰痛にもなるよなぁ。

昨年、ひどい腰痛を発症して以来、横断歩道の青信号が点滅したり、駅で電車が発車しかけたりしても、走り出すのが億劫で見送るようになった。日常の起居動作もどことなく覚束ない。すっかり爺さん婆さんモードに移行していたのだけれど、このところ現役に戻りつつある。

今日も走った走った。遠く遥か、駅舎に電車が入ってくるのを発見するや、ひと頃なら不可能の2乗クラスであろう距離を疾走し、階段を2段飛ばし3段飛ばし、最後はウサイン・ボルトばりに流して間に合ったよ。

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