ゲリラ豪雨はどこへやら、秋らしくなってきた。直射日光はまだ熱いものの、空気がカラッとしている。
御岳の遊歩道トラバースがやっと乾いた。満を持して、本日1トライ目。カンテを回り込んで、実質的には最後の1手、ガバカチを取るところで力尽きた。うーん、パンプすると此処がこんなに悪く感じるのか。
ルート全体のうち、左半分に難しいムーブが集中している。右半分はガバ地帯だ。右から左へのトラバースは、後半が難しくなる上に、ホールドのかかり具合も悪く感じる。
私の体感では、
・左→右: 5.11c/d
・右→左: 5.11d
といったところか。ましてや往復の場合、折り返し後だから余計パンプしている。
30分ほど休んでから2トライ目。まだ前腕が回復しきっていない。1回目でリズムを掴めたので大丈夫だろう。
ふぅー、成功。右半分のガバ地帯は足順を固めなかったのでバタバタしている。
ちなみに、ルートの真ん中にあるデカいガバ棚は使わなかった。此処を使うと、凹角に体を入れて思い切り休めそうな気がするので。
さて、全体のグレードは……。
- 高度による恐怖感がない
- クリップ動作がない
- どこからでもムーブを探りやすい
という取り付きやすさのおかげで簡単に感じるけれど、肉体的疲労は5.12cくらいだと思う。
帰りがけ、忍者返しの岩をのぞいたら、「忍者返し」をトライしている方がお一人。今日初めてさわったとのこと。1手目がうまくとれない様子。
スタート右手の持ち方を助言。中指から小指の3本をそろえてジャミングする。小指側に倒して、多少ラップを利かせる。人差し指も少し離れた位置に突っ込む。このホールディングでド正対だと右肘が上がってしまうので、体を右に捻り、右肘をあまり曲げずに、左手を出す。
すると、1手目が安定してとれるようになった。「忍者返し」のデモンストレーションを頼まれたので、右手ガストン、右手送り、左手クロスまで披露して、飛び降りた。実は最上部のハンドサイズのクラックが苦手。と言うか、ハンドサイズのジャミングの仕方を知らない。数年前に完登したときには単なるレイバックで押し切った。いずれきちんとやらなくてはいけない。
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