城ヶ崎ボルダー、「小潮日和」と「文殊」

久しぶりなのに久しぶりの気がしない城ヶ崎。富戸エリア。海へ下る長い坂道。伊豆の日差しはまだ熱いけれど、空気は乾燥していて、うーん、カリフォルニア・ブルー。フナムシロック南の岬には今日も釣り師が定位置で竿を伸ばしている。

▼「小潮日和」再登

南の岬の付け根付近にあるボルダー。ウォームアップに良い。

今日の本命は……。

▼「文殊」

スニフさんが2005年秋に開拓した課題。ルーフ奥のガバからSDスタート。右側から突き出しているガバを使うとやさしくなってしまうようなので、限定することにした。1手目、薄いヒレ状の水平ガバを親指側でラップ持ちすると、2手目を出しやすいけれど、3手目が出なくなる。1手目は一気に「乳搾り」ホールドを掴むほうが良い。左足ヒール&トウを捻じ込んで、壁から引き剥がされそうになるのを堪えながら、2手目の左手アンダーを差す。左足のロックを解除して、3手目は左手をリップ出し。右手を出す選択肢もあるけれど、リップのかかりが悪くなる。マントリングは左右どちらでも返せそうだ。下地は開拓時に整備されたものの、どうあれ岩の上である。頭のほうが低いので、単独ボルダラーにとっては十分に怖い。一度ならず、脳天逆落とし風にマットを滑落した。

この課題が御岳や小川山にあったら、大人気になると思う。

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