とある岩場、結露の季節

け、結露してるやん。雨は降らなかったみたいだし、滲み出しとはちがうよな。もうそんな季節か。

ホールドをチョークボールではたいて、湿気を吸わせてはブラッシング。下地を整備したり、掃除したりして、手先を動かすのはウォーミングアップのさらにウォーミングアップみたいで悪くない。

※写真は本文とは関係ありません。

ダウントウが強いシューズでもやはり2手目が出ない。自分の胸元にあるフットホールドだから、さっぱり体重が乗らない。恨めしく右上方に遠くガバスローパーを見る。

もしかして、あそこまで足を出す?……。

手より高い位置に足を決めて、フラッギングで左手を寄せると、2手目に余裕でタッチできた。おぉっ、練習すれば止まりそうだ。なんたることか、このムーブは課題名とも合致するではないか。「登ってみてその意味がわかる。ルート名の理想の形である」(©北山真さん@ロクスノ32号)。いや単なる偶然かもしれないが、そう思い込んで攻めてみよう。

残念なことに、岩のコンディション、人のコンディションともによろしくなくて、ムーブは完成せず。早めに引き上げた。

ジェットボイルその後】

熱効率が良いので弱い火でも水を沸騰させやすい。したがって、ガスカートリッジを最後の最後まで使い切れる。片付けるとき、振ってみたら、ほとんど感触がなかった。1gも残ってないんじゃないかな。

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