センターコート

まさか伊達公子が戻ってくるなんて。

テニスは学生時代に授業で数回やっただけである。何故か観るのは好きで、ウィンブルドンの季節は深夜にテレビにかじりつくことが多い。1996年、伊達公子とシュテフィ・グラフの激闘も観ていた。今年のウィンブルドンは男子の数試合をチラ見したのみ。正直、興味が薄くなっていたというか。自分にとってテニス観戦の黄金期は、アガシやサンプラスやイワニセビッチの頃である。最近の女子にいたってはノーマーク。

某動画サイトで観ると、ビーナス・ウィリアムズを圧倒する場面もある。二人が握手を交わす絵なんて、まるでダビデとゴリアテのような体格差ですぜ(し、失礼)。スポ根漫画を地で行く女……。ここに戻ってくるまでにどれだけの血と汗と涙を流したんだろう。なるほど旅費と時間の都合がつき、コネクションがあれば、物理的にそこに立つことは出来る。しかし、世界中の極く限られた数人しか真の意味での「センターコート」に立つことは出来ないのである。

クライミングはどうだろう。誰だって、旅費と時間の都合がつけば、明日にでもドイツに出かけてアクシオン・ダイレクトを本気トライ(笑)出来る。そこが魅力の一つなんだろう。

Number誌のこの号は他にも、将棋の藤井猛、フィギュアスケートの安藤美姫の記事が掲載されていて、自分には読み応えがあった。(文中敬称略)

コメント

  1. H山 より:

    N誌は写真も素晴らしいですよね。紙は薄いですけど、インクが盛り盛りで写真も生きてると思います。前号の「答えは過去にあり」の号もよかったです。今号も読んでみよう…と言いつつ結局毎号読むことになるんですよね(笑)。

  2. 無名のK より:

    インクが盛り盛りなんて、見る所がちがいますね。(笑)
    「答えは過去にあり」ですか。大手書店ならバックナンバーありますかね。