城ヶ崎、はしだて北の磯、「ブルシット」第二登

現代のニーズにマッチしたラインは見いだせませんでした、なんて書いたけれど、吉田さんスクールが訪れたあとにはしっかり課題が設定されるのであった。

▼吉田さん設定の「アメフラシ」(左5級、右6級)

波模様のホールドがパツンと毀れて、初っ端から落ちそうになった。

▼吉田さん設定の「海坊主」(4級)

右カンテのフットホールドを限定すると難しそう。ペタシだけで登ると、4級ではすまないと思いました。

▼まい さん設定の「メルカトル」(3級)

まい さんがトライしてたライン。登っちゃいました。ゴメンナサイ。ジムナスティックに身体を動かせる良い課題です。

▼吉田さん設定のルーフクラック出口ボルダー(3級)

名前はないらしい。極私的に「モルワイデ」と呼ばせてもらうことにします。

▼吉田さん設定の「ローラティチュード」(1級/初段?)

マットなしで。どのみち全体には敷けない。剣山みたいな下地なので、背中から落ちたらどエライことになる。マットなし一撃。SJさんに続き第2登

本日の本命は吉田さんが講習会で初登した「ブルシット」である。

甘いリップと甘いピンチからスローパーへのランジが核心、あきらめかけたが、まてよ、とやった首マッサージがきいたか、4回目に登れた。(ブルシット 7b/7b+ 初/2段)

下地には平たい鋭利な岩がいっぱい。迷わずマットを使う(笑)。が、いちど振られ落ちして、マットを踏み外し、痛い目に合った。大事には至らなかった。ここで腰が引けたら登れない。距離感を掴むために、スローパーへタッチだけして、落ちる位置を十分に確認したのち……。

スローパーを右手で止めたあと、左手をマッチして、右カンテに重心が寄る。ここで落ちると、突き出た岩の段差にぶつかる。慎重にトップアウトした。

まだ触っていない課題があるけれど、次の機会に取っておこう。ギクシャクする腰と膝をいたわりながら、遊歩道に登り返す。城ヶ崎フォール……じゃなくて、対島川の滝まで来たとき、ふと吉田さんスクールでセットになっていた「こさいつな」のことを思い出す。遠いのかな。マットを置いて歩き出すとすぐに磯を見下せる「かさご根」に着いた。

ほほう、なかなか良いボルダーがありそうですな。って、おい、誰か登ってるよ。かぶったコーナークラックから女性ボルダラーが飛び降りる。男性がスポットする。

こんなマイナーエリアで嬉々としてボルダーと戯れるなんて、あの2人しかいないぜ。小走りで、磯に降りる。点々とチョーク跡がしるされた高いスラブをちらりと横目に見る。岩の迷路で人影が見つからない。波音で人の気配が消される。いた。ハイ、大当たり。続きはブログで。

コメント

  1. *まい* より:

    バトンが渡されたっ。
    近日中にがんばって書きまーす。
    メルカトルはどうにもこうにもガバに届かなくて、
    SJさんに先に登ってもらいました。
    3級ぐらいですかね?