松ちゃんと平日クライミング。太刀岡山に行きたかったが、甲府だけ前夜時点の天気予報が悪かった。金毘羅岩に変更。結果的には甲府も良い天気だったらしい。
デジタルモザイク(13a)と目を合わせることなく、いや、見上げることなく、金毘羅岩の取り付き付近に荷物をひろげる。NEW(5.8?)とピョンピョン(10c)でウォーミングアップ。
さて、ホールド欠落後、初の御対面。相変わらず見事な逆層だ。1トライ目はムーブ確認とヌンチャク掛け。3本目のボルトをクリップ後、左手を大きくクロス(実際には左右の手が上下に揃う程度)。ガストン気味だった深いカチが、浅い水平カチになった。左足アウトサイド、右足インサイド、と一段上がり、右手を鷲掴みのアンダーへ。おぉ、ムーブが出来る。ただし欠落後の左手ホールドではクリップできそうもない。鷲掴みアンダーを左手に持ち替え、右手を三角形のアンダー気味サイドホールドへ。これでクリップするしかない。下からつなげて、渾身のクリップ、そして核心ムーブ……。やはり難しい。とりあえず終了点まで抜ける。
2トライ目、核心ムーブに焦点を絞る。以前のムーブは、左手ホールドで4本目をクリップした後、右手をアンダー気味サイドホールド、右足を逆層に突き出た極小エッジ(或る日、半分くらいの面積まで欠けていた)に押し当て、左足を3本目のクリップホールドにキョン気味に決め、左手を遠いカンテへ。右足を振り戻し、欠けたホールドに乗せて、左向きのレイバック姿勢で、右手を水平クラックへ……。左手をカンテまで飛ばすムーブは私以外やっている人を見たことがない。たいていの人は右隣の薄いカチをとる。右足ホールドさえ欠けなければ、私にピッタリ合ったムーブであった。微妙すぎる右足ホールド。いまとなっては、誰もそれをフットホールドと認識できないのではなかろうか。以前からそのホールドを使っていた者だけが、そこにホールドの幻影を見ることが出来る。いずれにしても、この右足ホールドを頼りにする限り、成功の確率が低い。別のムーブを探そう。
鷲掴みアンダーの上に左足をアウトサイドで乗せてみる。うーむ、狭い。左膝が右手に遮られて、それ以上たためない。強引に右手の下に潜りこませると、左足に体重が乗り、左手を薄いカチに飛ばすことが出来た。そこからさらに左手を飛ばし、岬状に突き出た四角いホールドを掴む。右足に踏み替えるのが狭苦しい。とりあえず新ムーブ完成。指を使いすぎたので途中でロワーダウン。
3トライ目は15時頃。明らかにホールドが湿気ていた。つなげるのは早目にあきらめる。核心では、左膝を手前に寝かせると、右手の下を潜らせやすいことを発見。また、右足に踏み替えるところも、後ろ側からクロスする技を思いついた。次の機会に期待。
松ちゃんは満を持して、モンスターパニック(12b)と相見えたものの、久しぶりのストレニュアスなルートに苦戦していた。
悲しげな2ショット
「赤点クライマーの日々」に関連記事あり。
コメント
今日の二人を象徴するような
いい写真ですねえ
携帯電話、通じるように
しておいてくださいね。
おおっ。デジタルモザイクへ戻ってこられましたか。金毘羅は、まだ1ヶ月以上シーズンありますね。がんばです。
いざとなったら、きん さんにならって、
平日カード切りまくります。