ROCK&SNOW第32号でJACK中根さんが「ボルダリングとリードクライミングの難易度の相関関係」を考察している。ときどき気になるのでメモしておこう。
7級 | 5.9 |
6級 | 5.10ab |
5級 | 5.10cd |
4級 | 5.11ab |
3級 | 5.11cd |
2級 | 5.12ab |
1級 | 5.12cd |
初段 | 5.13ab |
段級グレードとデシマルグレードの換算については、ROCK&SNOW第024号の「グレーディングを探る」にユージの貴重な発言がある。
リキッドフィンガーは5.14aありますよ。で、ボルダーに直せば二段/三段。
蟹虫が5.14bとか。蟹は5.13aかな。
蟹は黒本では三段が与えられていて、人によっては二段/三段とも言う。単純に換算すると、リキッドフィンガーと同じか、下手すると上になってしまう。最難ムーブ、ルート構成、ストレニュアスさの配合。考えれば考えるほど、わけがわからなくなる。
「登山技術全書7 フリークライミング」に先の対談に基づいたグレード比較表があるので、ちょいと引用……。
コメント
持久力系でないルートなら、2級より下は、だいたいあっていると思うのですが。少なくとも、私はぴったり、あてはまってます。ただし、ボルダーグレードはBPグレードですけど。
初段あたりも合っているんじゃないでしょうか。自分が実感できるレベルを超えていますが、その上も「段級の1」に対して「リードの2」を当てはめると、おおよそ合っているような……。
自分の体感からしますと、難易度は初段が5.12半ば、2段が5.13bでそれぞれ同等と思います。5mのボルダーと20mのリードを総じて比較するとそうなるかと。(リードの核心部分のみをボルダーと比較すると少し違いますが。)
ジャック中根さんは外岩ルート慣れしているので、ある程度ボルダームーブができれば高グレードが登れる見立てになっている感じがしますね。