金毘羅岩、デジタルモザイク、大どんでん返し

今週末の天気は微妙そうなので、平日に強引に休みをとって、松ちゃん号の助手席の人となった。

快晴。日中の最高気温は小川町付近で13℃くらい。これより下がると岩が冷たすぎる。こんなコンディションの日はもう今年はないかもしれない。

Newピョンピョンでアップを済ませ、デジタルモザイク(13a)のヌンチャクかけ。4本目のクリップを楽にするために、長いヌンチャクを継ぎ足す作戦を考えてきた。何故もっと早く思いつかなかったのだろう。ボルト位置がよろしくない場合、スリング等で長さを調節するのは珍しい話ではない。クリップの数を増やすつもりはない。つまり、長く垂らした分、微妙にランナウトするのは覚悟の上である。

さて、本気トライ。多少もたつきながらも4本目のクリップをこなして、核心のムーブ。欠けた右足のフットホールドが辛い。たたらを踏む。左足が決まった。左手を遠いカンテ状にデッドポイント。止まった。右足を4本目のクリップホールドに乗せて立ちこむ。右手がレストポイントに届いた。もらった。ここで十分に休めば、最上部のムーブは安定してこなせる。……と思った刹那、突如として前のめりにフォールした。

目の前に垂れていたヌンチャクのカラビナに顎をぶつけたらしい。骨は大丈夫だろうか。松ちゃんが下から「岩の欠片がパラパラ落ちてきましたよ」と声をかけてくる。ふと下を見ると、アッ!! 4本目のクリップホールドが消失して、茶色い三角形の切断面が見えている。

松ちゃんが取っ付き付近でホールドの欠片を見つけた。

ホールドが壊れた跡。

2006120601.jpg

取っ付きで見つけた欠片を合わせてみる。

2006120602.jpg

しばし茫然。右足のフットホールドを克服した矢先に、さらなる試練。現在の実力でこなせるか試してみる気さえ失せた。この岩場には他にも未登のルートがあるが、転進する気も起きない。松ちゃんのビレイに徹した。

モンスターパニックも十分には乾いていない。おまけに岩の冷たさで持久力を発揮しにくい。
松ちゃんは最後のボルトにクリップしたあと、最上部に突っ込み、終了点間際の数手でフォール。これ以上はない最高到達点を記録した。

今シーズンの金毘羅岩は終わった。二人とも同じ気持ちであった。

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コメント

  1. きん より:

    ホールド欠落ですか。その落胆ぶり、お察し申し上げます。だけど、そこまで煮詰めたルート、また、トライしてください。リンクはらせて頂きました。宜しくお願いします。

  2. 無名クライマー より:

    きん様へ。煮詰めすぎて、焦げ付いてしまいました。忘れ物のクリップ棒、ありがとうございました。クリップ棒君もお礼を申しておりました。「ご主人様に置き去られて寂しい思いをした。でも戻った翌日にまた連れて行かれるとは思わなかったよ」

  3. より:

    ↑あははははは・・はぁ~ぁ・・・

  4. 無名クライマー より:

    土曜日は天気悪そう。室内ルートになりそうですね。