トライ時間帯とトライ回数

12月、北川の岩場。ひょっとすると二子山よりも凍えるぞ。

数年前、どうしても登りたいルートがあり、通ったことがある。一日で3トライ。午前中の1トライ目、夕方の3トライ目は指の感覚がなくなって無駄打ちに終わる。結局、まともなトライは2トライ目だけ。あまりにも効率が悪かった。

一方、同じ頃、同じルートをトライ中の方がおられた。我々よりも早く来ているけれど、なかなか1トライ目を出さない。あとから来た私のほうが先に1トライ目を出すくらいである。そして、その方は午後早くに2トライ目を出すと、さっと帰ってしまうのだ。

はたと考えた。一日中寒さに耐えて3トライしても、まともなトライは1トライだけ。それよりも、暖かい時間帯に照準を合わせて2トライしたほうが賢いのではあるまいか?

以後、教訓としている。

でも、完登が懸かると、体力が許す限り、トライ数を増やしたくなるのが人情だよなぁ。

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