パンプを防ぐために出来るだけ腕を伸ばした状態でホールドを保持せよと云うけれど、
自由なほうの手もそうしたほうがよいと最近思うようになった。脱力してブラブラするだけではなく、
腕が反るくらいに上腕三頭筋を力を入れると、上腕二頭筋がしっかり伸びて、ミオシンとアクチンがなんたらかんたらである。
その状態では前腕には力を入れにくい≒脱力できるという副次的な効果もありそうだ。
前腕がパンプしたと感じるとき、実際には上腕二頭筋がパンプして引きつけが弱くなっている、
ないしは軽く腕を曲げた状態で耐える力が足りなくなっているのではないか。
上手いクライマーがよくレストポイントで腕をシェイクするというよりは、ぐいと反らして外転させたり内転させたりすることがある。
あれは歌舞伎役者が大見得を切るようなものか知らんと思っていたけれど、ちゃんと理由があるのだ。
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