運動理論・トレーニング

登攀するティラノサウルス

ROCK&SNOW連載の「学術的登攀論」は第034号で終わるらしい。第019号の第1回「デカいクライマー不利説」には快哉を叫んだ。 書き手の山岸尚将さんとは、スパイダーマン(湯河原幕岩)の取り付きで初めてお会いした。山岸さんの初トゥエルブと...
栄養・休養・コンディショニング

テーピングとインドメタシンを中止してみよう

ジムで。指にきつめにテーピングしたら、見る見る指先が赤黒くなる。嫌気がさして剥がした。 クリスチャン・ブレンナが「テーピングはベストの対策ではありません。私は絶対にテーピングをしないようにしています」(「ROCK&SNOW」第17号019頁...
四方山話

トトロの森1号地をヒル・クライミング

かろうじてクライミングである。トトロの森として知られる狭山丘陵を歩いてみた。JR国分寺駅から西武線の乗り継ぎはわかりづらい。 迷路化した路線は、白妙橋の正面壁か、二子山の任侠道周辺さながらである。 都心から至近な里山を観光客から守るべく緻密...
四方山話

リハビリは禁煙に似たり

「クライミングを2週間くらい休止したほうが良いかもしれない」と言った舌の根も乾かぬうちに、 ジムで疲労回復エクササイズ。指に負担がかからないトラバースを30分程こなす。とことん退屈である。 いちばんやさしい8級の課題に手を出す。7級くらいで...
四方山話

怠慢ビレイヤーに明日はない

サーティーンを登る者、テンを登る者。オンサイトに拘る者、レッドポイントに徹する者。ATCしか信用しない者、グリグリに熟練した者。他人のヌンチャクをあてにする者、自分でかけるつもりでムーブを組み立てる者。プリクリ棒を使う者、忌み嫌う者。 ヘル...
二子山

二子山、任侠道を冷やかし

先週末、外岩に行きそびれたので、水曜日に強引に休みをとった。城山の状態は昨日の雨で今ひとつと読む。二子山へ。 せっかく空いているので、任侠道(12d)をさわる。一回目は、5本目のボルトまで偵察してロワーダウン。2回目は、5本目の先、核心部に...
栄養・休養・コンディショニング

グリップセイバープラスの代用品

グリップセイバープラスが指に良いと聞いて、試したことがある。握り締めるのではなく、指を反らす運動に使う。やり過ぎて、買ったその日のうちに薬指と小指のゴムが切れた。予備のゴムに交換したら、その日のうちにまた切れた。 JACK中根さんあたりが安...
道具

無人島に一足だけクライミングシューズを持っていくとしたら

外岩ではもっぱらFIVE TENのアナサジ・ベルクロを愛用している。 本日、アナサジ・ベルクロ現行モデルを購入。ヒールカップにスリットが入り、フィット感が増したとのこと。靴型が変わったらしく、従来モデルよりハーフサイズ小さめを選ぶと丁度良い...
城山

城山、冬の終わり

長い待機中にオーバーパンツなしでも身体が冷えない。久しぶりにトップ・オブ・ザ・ワールド(12d)にトライ。 初日の手ごたえくらいまで持ち込んだ。かなり復調したみたい。けれど3便目、登っている最中に左右の手とも引き攣った。 またもやロックオフ...
城山

城山、憧れの君は微笑まず

ザ・ロック(10b)でアップ。これが花崗岩なら何ということはないスラブであるが、表面が風化してモロいので四苦八苦した。 雪中行軍(12d)の核心は相変わらず解決できない。一度、1本目のボルト付近でガバが剥離して落石を起こした。自分は落ちずに...